レクリスメダカは全身が黄金色に輝くラメめだかで、さらに美しく伸長したきれいな松井ヒレナガが魅力的です。について実際に飼育していた経験がある私が説明します。
レクリスの総評
レクリスの飼育・繁殖は簡単です。ヒレ長は卵を産まない傾向がありますが、レクリスの場合は繁殖が簡単でたくさん卵を産みます。
また、レクリスの固定率は非常に高いと言われていますが、実際はそんなことはありませんでした。ヒレが伸びないレクリスが結構な割合で生まれてきたので累代をストップしたこともあります。
あとは赤いレクリスや銀色のレクリスなど意外とバラツキも大きかったです。
基本情報・作出者
レクリスは 2021年4月に熊本の「舞めだか」 によって作出された比較的新しい改良メダカ品種です 。品種名「レクリス(reckless)」は英語で「無謀」を意味し、無謀な交配を試みた結果生まれた品種であることにちなんで命名されました 。掛け合わせの詳細は非公開ですが、クリアブラウンラメ系と「忘却の翼」をベースにした交配と推測されています 。
外見的特徴
レクリスの最大の魅力は以下の3つの形質が高い固定率で組み合わさっている点です :
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黄金体色:明るい黄金~黄色の体色で、金色メダカとして非常に映える
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松井ヒレ長:全てのヒレが大きく伸長し、グッピーやベタのような優雅なシルエット
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全身ラメ:背中を中心に細かいラメが密に入り、上見・横見どちらでも輝く
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赤ヒレ個体:良個体ではヒレが赤く染まることもあり、さらに観賞価値が高い
固定率
レクリスはラメ系メダカとしては異例なほど固定率が高く、ほぼ100%に近い確率で親と同じ形質が遺伝します 。ただし、累代が進むと約3割はシルバータイプが生まれることがあり、ラメの密度にはばらつきが出るため種親の選別は必要です 。サファイアと並んで固定率の高いラメ系品種と評価されています 。
相場・購入先
発表直後は非常に高値でしたが、現在はペアで3,000円程度まで落ち着いており入手しやすくなっています 。卵や稚魚で購入するとさらに安価に入手可能です 。購入先はヤフオク・ネット通販・メダカ専門店が主な選択肢です 。
飼育方法
レクリスの飼育難易度は初心者〜上級者まで対応できる標準的な難易度です 。基本的な注意点は以下の通りです:
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楊貴妃や幹之などの品種と比べるとやや水質変化に敏感な傾向があるため、定期的な水換えで水質を清潔に保つことが重要
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水温20℃前後、日照時間12時間以上が安定飼育の目安
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ヒレ長個体のため、ヒレが傷つかないよう角のない容器・底砂を選ぶと良い
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室内・屋外どちらの飼育にも対応可能
繁殖
繁殖についても比較的容易で、一般的なメダカの繁殖方法がほぼそのまま通用します 。ポイントは以下の通りです:
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産卵数は楊貴妃やオロチほど多くはないが、孵化率は標準的で初心者でも繁殖可能
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ヒレ長のため卵の産み付けがやや下手な個体もいるが、致命的な問題ではない
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卵が腐りやすい・孵化しにくいといった問題は特にない
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稚魚は親と隔離して育てることが基本(親魚による捕食防止)
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種親選別ではラメの密度が高く体色が鮮やかな個体を選ぶことで、次世代の品質向上が期待できる



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