人気のラメメダカユリシスについて、数百匹飼育している私が解説します。
目次
ユリシスメダカの作出者・作出年代

ユリシスメダカは、熊本県の「舞メダカ」によって2021年2月に発表された品種です 。作出に際して「月弓」という品種が使用されたことは明かされていますが、残りの交配品種は現在も非公開です 。青ラメの美しさからサファイアが使われていると噂されています 。[1][2]
ユリシスメダカの体色・体型・ラメ・ヒレの特徴
めだかの館の定義では「黒オレンジ半透明鱗ラメ」を満たす個体がユリシスとされています 。[2]
- 体型:普通体型(標準体型)[2]
- 体色:オレンジ×黒の多彩な模様。個体差が非常に大きく、同親から生まれても全て異なる柄になる[2]
- ラメ:**青ラメ(サファイアブルー〜コバルト系)**が全身に乗るのが最大の特徴[2]
- 頭部:半透明鱗特有のピンク頭(エラが透ける)[2]
- ヒレの形状:標準ヒレ[2]
- 個体差:夜桜・煌とほぼ同じ柄の個体、オレンジなしで青×黒のみの個体など表現は非常に幅広い 。明確な定義はなくブリーダーごとに基準が異なる[1][2]
ユリシスメダカの相場・価格
ユリシスの価格は安定しています。リリース当初より流通が増えたものの、ラメメダカの中でも人気が非常に高く、依然として高級品種の部類です 。[2]
| 販売形態 | 価格目安 |
| ヤフオク落札相場(過去180日平均) | 平均2,500円前後 [1] |
| 一般グレード(1匹) | 1,000円以上 [2] |
| 高品質種親(1ペア) | 1万円以上 [2] |
| 過去最高落札価格 | 261,000円(ユリ王との掛け合わせ個体)[1] |
ユリシスメダカの派生・関連品種
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- ユリシス新系統:ユリシスを改良してさらに美しくした派生品種
- ユリシスレッドレース:赤みが強いユリシスの派生形。
- 忘却の翼:ヒレ長のラメ系メダカ。ユリシスのヒレナガというわけではないが似ている。同じく舞メダカが作出した兄弟品種[2]
ユリシスメダカの飼育難易度
ユリシスは飼育自体は初心者でも飼いやすい品種です 。特に病気に弱い点もなく、ヒメダカと同様の飼育方法で問題ありません。[2]
- 容器:黒・濃色容器が必須。白容器では体色・ラメがぼやけてしまう[1]
- 臆病な傾向:サファイアの血の影響か、人になかなか慣れず集団で固まる習性がある[1][2]
- 飼い込み:後揚がりの傾向があるため、じっくり飼い込むほどラメが映える[1]
ユリシスメダカの繁殖・固定率
繁殖は非常に容易で、卵も多く稚魚も丈夫。初心者でも安心して繁殖に挑戦できます 。
ただし、固定率がやや低く、きちんと種親を選ばないと汚い子供がたくさん生まれてきます。ユリシスの場合、頭にオレンジが乗る個体は半分以下で、全身青黒い個体と半々になります。このため、元々の固定率は50%程度なことに加え、美しいメダカが出てくる確率はさらに低いです。[2]
- 固定率:青ラメの固定率は高め。青と黒・オレンジの柄の個体が高確率で誕生する[2]
- 丹頂柄の出現率:頭部にオレンジが乗る人気の「丹頂柄」は全体の約2割。狙う場合は多数孵化させることが必要[2]
- 個体差を楽しむ:同じ親から多彩な表現が生まれるのがオーロラ系の醍醐味。親を超える美個体が出ることもある[1]
- 選別基準:青ラメの密度・体色のオレンジの乗り・黒斑のバランスで選別。定義が曖昧なため、自分なりの基準で累代を楽しめる[1]



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