夜桜メダカは、淡いピンクの頭部・黒い体色・全身に散るラメが「夜空に咲く桜」を思わせる、改良メダカの中でも定番中の定番人気品種です。夜桜はラメ系の中でも最も知名度があり、人気が高いメダカになります。
夜桜メダカの総評
私は夜桜メダカを100匹以上飼育しています。夜桜メダカは様々なカラーバリエーションがあるため、一品種だけでも楽しめるメダカです。青色や黒色、ゴールドや柿色など様々な色の夜桜が生まれてきます。
さらに、夜桜メダカはトップクラスに産卵数が多く、痩せにくい非常に丈夫なメダカです。これはおそらく作出者の垂水さんが飼育しやすさにこだわって交配してくれた結果だと思います。垂水さんのメダカは夜桜だけでなくマリアージュやレッドクリフなど他の品種も非常に飼育しやすいのが特徴です。産卵数も桁違いに多いですしぶくぶく太ってすぐに大きくなります。
このように夜桜メダカは初心者にもっともおすすめできるメダカだと言えるでしょう。
基本情報・作出者・作出年
夜桜メダカは愛媛県の垂水政治(たるみまさはる)氏が作出し、2016〜2017年にリリースされた品種です 。交配のベースは「黄桜(黄幹之メダカ)× オーロラ幹之メダカ」で、そこにブチラメや青ラメを交配・選別しながら固定していった系統です 。日本メダカ協会の定義では「黄黒半透明鱗ラメメダカ」に分類されます 。
外見の特徴
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半透明鱗(オーロラ):頭部が淡いピンク〜柿色に発色
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ブラックリム:体の後半が黒く引き締まった発色
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ラメ:体全体に虹色・青緑色のラメが散布され、星空のような輝きを演出
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体外光:幹之由来の光が背中に乗る個体もあり
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体型:普通体型が基本、最大体長は3〜4cm程度
私を含め何が書いてあるかわからないと思うのので、簡単に説明すると、ラメがあって黒い斑が入っている半透明鱗(エラが透けているメダカ)が夜桜です。
派生品種

夜桜はベースとなって多くの派生品種が生まれています 。
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夜桜ゴールド:黄金化が進み、稚魚から成魚にかけて頭部から黄色みが伸びる人気品種。
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夜桜ブルー:青みが強調されたタイプ
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宮桜:よりラメを美しくした最新品種になります。
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夜桜三色:夜桜と三色ラメをかけ合わせた美しいメダカ。ほとんど流通していない。
価格相場
夜桜はリリースから年数が経ち、比較的入手しやすい価格帯に落ち着いています 。
飼育方法
夜桜は丈夫で初心者にも向いており、特別な設備は不要です 。
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適正水温:5〜28℃(20〜26℃が最適)
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容器:黒い容器での上見飼育を強く推奨。白容器だとブラックリムの発色が飛び、ラメの美しさが出にくい
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水質:弱酸性〜中性(pH 6.5〜7.5)を維持
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ラメ・発色の強化:稚魚〜成魚期はグリーンウォーター+十分な日光+高めの水温がラメの発色を促進
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水槽飼育の注意:側面から見ると白っぽく見えるため、魅力が半減しがち。屋外ビオトープや黒トレーでの上見がベスト
繁殖方法
夜桜の繁殖は一般的なメダカと同様で難易度が低く、初心者でも成功しやすいです 。
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産卵条件:日照時間13時間以上、水温18℃以上を確保
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産卵床:人工水草や市販の産卵床を入れると卵の回収が容易
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卵の管理:親魚による食卵を防ぐため、産卵後すぐに卵を隔離
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孵化:積算水温250℃で孵化(例:25℃なら約10日)
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稚魚の飼育:グリーンウォーター(青水)での飼育が稚魚の餓死リスクを下げ、生存率が向上
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固定率:複数の形質が絡むため固定率はやや低め。夜桜らしい特徴の子が揃うまで累代選別が必要



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